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2008/11/02

日本精神分析学会第54回大会 3日目

 最終日。

 会長講演。エディパル、プレエディパル、覆い、言語、それを考える臨床研究の倫理。1人の研究者の1つの到達点であるという印象。1区切りがついたその後に、さらに先があるかどうかは私には分からない。

 ランチョンセミナーには出席せず。

 その後シンポジウム。
 ヒステリーという疾患から精神分析の諸概念が生まれて1世紀。改めてヒステリーを考える学会であったが、シンポジウムやその前から話題に上がっていたように、ヒステリーという概念が今となっては何をさすのかがいくらか混乱している。症状から始まったヒステリーは今では人格としてのヒステリーへと様相を変え、心的機制と人格の構造は対象関係という観点による置き換えや統合の波を受け、その概念化はいまだに整理されていないのだろう。シンポジウムでの最後の発言に、フロイトの頃のヒステリーと今の時代のヒステリーが同じではないのだろうという言葉があったが、1つ1つの症例を照らし合わせてヒステリー像を作り直さなければならないのだろう。
 リビドーではない性愛をどう定義するのか、という問題でもある。

 お世話になった皆様、また来年。

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2008年10月31日〜11月2日に福岡で行われた日本精神分析学会第54回大会に参加しました。 [続きを読む]

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