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2008/08/11

AAI reliability test

 1回目のAAIの信頼性の試験はMainの体調もあって戻ってくるまでに時間がかかったけれども、2回目の今回は約2ヶ月で戻ってきた。もっと時間がかかると思っていただけに、最初に郵便を見たときには(結果は次の課題と一緒にFedExで送られてくる)何の郵便か分からなかった。

 世界乳幼児精神保健学会世界大会の後で大学に戻ってみると、レターボックスの中は郵便でいっぱいだった。裕さんにならって最終日のレポートをしてみようかと思ったものの、会場の冷房の強さにやられて最終日はろくに発表を聞けなかったし、報告する元気もなかったのだが(ろくにレポートもできずすみません>裕さん)、とりあえずたまった郵便物の整理はしなければいけなかった。
 その中に試験の結果も入っていた。

 前回と同じく結果はグループⅠ。2人の評定者がチェックして80%の一致率。何とか次に進めるようだ。
 次の締め切りは11月中旬。講義と卒論とに追われながらどこまでやれるだろう、とホッとする間もなく、次の締め切りに追われてしまう。

 前にも書いたかもしれないけれども、AAIの試験は、最初に逐語録を読んで「推測される体験」「心の状態」などのスコアリングをしていく。それをもとに、その逐語全体についてそれぞれのスコアリングを7段階評定で行い、その評定を元に愛着分類を決定する。と書いても分からないだろうけど(どこまで情報を書いていいか分からなくていくらかぼかしながら書いています。すみません)。とにかく、そうして行う評定は1つの逐語録につきだいたい4〜5時間くらいかかる。
 もうちょっとかかる時もあるし、もう少し早くできる時もあるけれども、10の逐語録の評定と分類を1通りやって、もう一度見直して、という作業をすると、だいたい3週間はかかる。1日に1つ終わればいいけど、それ以上にかかるときもある。本当は3日で1つの逐語録の判定をするのが良いとされていて、外国では別の研究者に依頼をすると1つの逐語録の分析に$100くらい払うことになるらしい。確かにそれくらいはもらっても良い気がする。
 最後の数日は栄養剤のお世話になる。この前の時には自分でそれを買いに行く元気もなくて、学生にお願いをしてユンケルを買ってきてもらった。

 そのようにして行った10の逐語録と評定と分類を、最終的に2枚のシートにまとめる。シートの最後にはその逐語録がどの分類になるかを3分類と4分類で記入する欄があって、したがって、そこには10個の分類が、3分類の場合と4分類の場合の2種類ならぶわけだ。それを見たときに一致率の確認はここを見れば終わってしまうのだなと思った。私がどれだけ時間をかけてスコアリングをして、愛着分類を決定しても、採点するほうとしては、ここだけを見て80%の一致率を超えるかどうかを見れば事足りるのだ。多分、時間にすれば1分もかからないだろう(もちろん実際には細かなフィードバックを返してくれるのだけど)。

 でも、それを思ったときに、大学院の入試も同じだなと思った。受験をする側としては一生懸命準備をするだろうし、限られた時間の中で一生懸命に問題を解くだろうけど、その問題が選択だったりすると採点はあっという間に終わってしまう。それと同じなのかもしれないなと思った。
 世界はいつも不平等にできている。

 11月に向けて準備をしていかないといけないな。何とかきちんと理解できて、それが結果にもつながると良いのだけど。

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