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2007/10/01

心理臨床学会大会

 久しぶりのエントリになってしまいました。すみません。
 先週は日本心理臨床学会の大会があったけれども、私はAAIのこともあって行かなかった(セーイチさんは自主シンポをされたんですよね。のぞいてみたかったです)。それについてこんな会話をした。

 ことの始まりはオープンキャンパスで一緒の担当だった実験系の先生との会話で、「もうすぐ学会なんだよね」と聞かれたので、「今年はちょっと行けそうにないんですよ」と答えたところ、「あ、そうなの?行かなくても大丈夫なの?」と返された。その1週間後、今度は仕事の関係で会った発達心理学の先生からも、「あ、そうなの?あれ行かないことが許されないって訳じゃないんだ」ということを言われた。
 いったいどこからそういう話を聞いたのだろうと思いながら、そうか、心理臨床学会に関わりのない人から見るとそういう認識なんだなと思った。

 話をしていると、どうやらその原因には臨床心理士の資格更新のためのポイントに絡んで、学会への参加がどこかで必要とされることも関係しているようだった。学会への参加を義務づけるためにポイントがあるといった認識なのかもしれない。
 私はこの資格の更新というのは制度として良いものだと思っているし、そのために学会参加がポイントとなるという仕組み自体も間違ったものとは思わない。学会への参加がポイントとして加算されることと、学会へ参加しなければポイントが得られずしたがって資格行進が不可能になるのとはイコールではない。したがって、このことをもって心理臨床学会が閉鎖的であったり独裁的であったりするイメージを持たれるのは損なことだと思うし、そうした場面に遭遇するたびに訂正するような種類のことだとは思っている。
 でも、こうしてポイント制度が出来ると、確かに出ないと資格剥奪、みたいな強請ないしは強制がかかっているように見えるのかもしれないとも思ったりした。実際にはポイントになる学会参加は心理臨床学会だけではないので、そうでもないのでは、と思っているのだけど。

 それでも多分、このやりとりにも例証されているように(冷笑されていないことを願うけど)、心理臨床学会には中央集権的なイメージがついて回っているのだろう。多分それがイメージではなく事実であるところもあるだろうし、とりあえずそれがイメージだったとしてもその理由として他に何があるのだろうと考えてみたりした。考えてみたけど、ちょっと頭の中で考えたことの実情を知らなすぎるなと思ったので割愛する。
 とりあえず心理学の人からそういう目で見られているんだな、と思った1つの出来事だったのでエントリをあげてみた。

 ちなみに、私はこの秋の学会シーズン、まだ1つも参加していない。精神分析学会も1日だけの参加になりそうで、大学も楽なところじゃないなと思ったりしている。

 今年の学会はいかがだったでしょうか。これからブログを回ってみたいと思います。

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コメント

はい。自主シンポと事例発表をしてきました。両方ともマニアックなテーマだったのに結構人が来てくれて良かったですよ。来年も同じテーマで自主シンポをするので、チャンスがあれば是非来てください。

投稿: セーイチ | 2007/10/01 10:45

>セーイチさん

同じテーマということはまたフロイトの技法論ということでしょうか。それともフロイト論文ということでしょうか。いずれにしても楽しみに待ちたいと思います。

ところで来年はどこなのでしょう?

投稿: nocte | 2007/10/02 00:14

来年は筑波大学です。期間は総会に出てないので分からないです(^^ゞ

テーマは技法論以外のフロイトの論文ということです。まだ何にするのかは決定してないですけど、考えているのは自我論か性欲論か症例論文かにしようと思っています。

ちなみにnocteさんはどういう論文とかに興味がありますか?どういうものに皆さんが興味を持っているのか、ニーズを持っているのかが聞けたら参考になりそうなので。

その前にフロイトの論文自体に興味もニーズもないって言われそうですが・・・(笑)

投稿: セーイチ | 2007/10/02 11:32

>セーイチさん


情報ありがとうございます。そうするとまた東京ということですね。会場を押さえるのも大変なのでしょうね。

フロイト論文ですが、興味のあるものはいろいろありますが、夢判断をもう一度ゆっくり読んでみたいなとは思っています。一度読んだのですが、そのときは夢の解釈になかなかついていけなかったのです。

みなさん、どんな論文に興味があるんでしょうね。

ただ、来年も行けるかどうかが分からないのですけど…。

投稿: nocte | 2007/10/02 22:40

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