« Rの使い方メモ | トップページ | 地味な研究 »

2006/09/21

てんかん発作と心因性(ヒステリー性)発作

リンク:
しゅう兄さんの臨床心理士的生活- てんかん発作と心因発作の見分け方-

 てんかん発作と心因発作の違いについて、心因発作の場合にはほとんどの人が目を閉じるらしく、それが鑑別に使えるとの知見が出ているらしい。

 てんかんによる発作と心因的なものによる発作とは、現在のところ脳波を測定することでしか分からないとされている。そしてそれが確定されるまでには比較的長い期間を要する。実際にそういった例はこれまでも見聞きしていたし、特に小さな子どもの場合には、なおさら脳波が安定しないなどの理由で鑑別が難しいようだった。
 心因性の、あるいはヒステリー性の発作との区別をつける1つの指標としては、公式にではないが「ケガをするかどうか」ということがあげられていた。つまりてんかん発作であれば突然倒れてしまうものを、ヒステリー性のそれではケガをしないようにというところには気を配りつつ倒れるというのだ。

 しかし、今回バロー神経病学研究所(アリゾナ州フェニックス)神経学のSteve S. Chung博士らが明らかにしたところによると、ビデオ撮影された208例の発作のうち

「心因発作を起こした患者52例中50例は発作中に目を閉じていたが,てんかん患者は156例中152例が発作中に目を開けていることが明らかになった。」

ということらしいのだ。

 目の前で倒れられたことがないので分からないが、これを経験的に確かめることは出来ないが、本当にそうなのであれば、こうした発作を抱えた人と会っている人、あるいは家族にとっては大きな発見であるだろうと思う。

 ヒステリー性の発作を起こしている本人にとっては有り難くないかもしれないけれども。

|

« Rの使い方メモ | トップページ | 地味な研究 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/88325/11981164

この記事へのトラックバック一覧です: てんかん発作と心因性(ヒステリー性)発作:

» 臨床家のよりどころ [しゅう兄さんの臨床心理士的生活]
学会から帰ってきたばかりだからこんなことを思うのかどうかはわかりませんが、時々ね、自分の信奉する学派なり技法なりがある人っていいよなあって思うんですよ。 ベテランの心理士とかの昔話(?)みたいなのを聞くと... [続きを読む]

受信: 2006/09/22 13:25

« Rの使い方メモ | トップページ | 地味な研究 »