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2006/09/09

私説 対象関係論的心理療法入門

松木邦裕著 「私説 対象関係論的心理療法入門」 金剛出版

 対象関係論にもとづいた心理療法の進め方について、部屋の設定から、治療者の態度、見立て、治療経過の理解、中断や終結までを、こまやかに解説している。もともとは臨床心理学誌での連載であったのをまとめた本。

 困った時の逆引き索引までついている。

 学生に読ませてみるとわかりやすいと評判だったが、分かりやすいだけに通り一遍の理解になってしまいやすいことが心配される。マニュアルとしてではなく、どのような場面や状況でどのように振舞うか、それはなぜか、を自分の理解として取り入れる必要がある。それには経験や学習が必要で、ある程度の経験が積まれた時に改めて読めば、初心者であった時とは違う新しい気付きが得られるように思う。
 いずれにしても、対象関係論的な心理療法を学ぶ際の、最も平易な入門書であることは間違いが無いだろう。

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